素敵側の人間になりたい

どこにでもいる人畜無害な人間です。

学歴コンプレックスをこじらせた女の読書

私は 自虐エッセイと呼ばれるジャンルの読み物が大好きです。
穂村弘三浦しをんジェーン・スーなどの作家が、
エッセイの新刊を出すと、とりあえず購入して、時間を忘れて読みふけます。
読んでいる最中は、(ふふ、私と同じで駄目人間だなぁ~)と
共感・安心しながら読むのだけれど、 ああ、楽しかったなぁ、と本を閉じた後、とある事実を思い出し、ハッとしてしまうのが常です。

穂村弘上智大学卒だし、 三浦しをん早稲田大学卒、ジェーン・スーフェリス女学院大学卒で、全然ダメ人間ではないのです。文章が面白いのは、知性があるからこそ。Fラン大卒ゴリラの私とは全く違うのだという現実が襲ってくるのです。

何も得することなどないのに、面白いエッセイを書く作家を見つけると、ついついwikipediaで学歴を検索してしまうのはなぜなのでしょう。
そんな自問自答を何度も繰り返しているのですが、やはり、自虐エッセイを読むのが好きなので、もう「駄目人間を演出しているが駄目じゃない人間」が好き、という性癖なんだろうな、と自己分析しています。