素敵側の人間になりたい

どこにでもいる人畜無害な人間です。

「中年を飛ばしておばあちゃんになりたい」2022年10月1日の日記

・今日は、義母と少し贅沢なご飯を食べにいく約束をしていたので、久々にちゃんと化粧をすることにした。
 普段クローゼットに仕舞い込んであるフルメイクセットを引っ張り出し、まずはポール&ジョーの下地でも塗りますかな、と、鏡を覗くと、そこに映ったのはやたら老けた顔の自分。


・なんだこれはなんだこれは。


・いつもマスクをしているから気になってなかったけど、ほうれい線、かなりやばない?もうヒアルロン酸的なやつを打つしかなくない?
 でも、痛い思いをして打って、今更何を手に入れたいんだろう。


・そんなものより、賢い頭が欲しい。教養が欲しい。
上手な文章を書けるようになりたい。 でも、自分が今更頑張ったところで何になるんだろう。

・人生、37年やってると、自分の実力が痛いほど分かってくる。
自分がどこにでもいる平凡な人間であること、頑張ったらどこまでできて、どこが天井なのか。そう考えると、生きていることに何の意味があるんだろう。

・体は着実に衰えてきているのに、精神年齢はちっとも成長しないな。この歳になってもまだ、人生の意義について考えてしまう日があるなんて恥ずかしくなってしまう。

・中年を飛ばして、一気におばあちゃんになりたい。
 たまに見かける、明るい色のワンピースを着て、白髪のショーカットが似合う、いつもにこにこしているかわいいおばあちゃん。
 でも、実際おばあちゃんになったら、若い頃に戻りたくなるんだろうな。 それなら今を楽しまないと損か……

・そんなことをぐるぐる考えながら、土曜日が終わっていく。