こんにちは。ゆずはです。
某文系私立大学(Fラン)を卒業後、SEとなり、今の仕事に就くまで、3回転職しています。
36歳の現在、幼少期からずっと憧れていた図書館司書という仕事に就くことができ、大好きな本に囲まれて仕事ができる幸せを噛みしめている毎日ですが、それまでは、仕事とは、賃金と引き換えに心や体を壊す地獄の所業、と考えていました。

同期が簡単にこなしていることを、なんで私は2倍も3倍も時間をかけないとできないのか。無能すぎて苦しい。劣等感に苛まれ、眠れない日々。でも納期は待ってくれない。やるしかない……。

新卒で入った会社で、4年目に過労がたたって胸に癌が見つかった時、これからどうなるのだろう、という不安な気持ちよりも、この地獄のような日々から、誰にも責められずに抜け出すことができる！という気持ちの方が圧倒的に強かったことを、今でも鮮明に覚えています。
頭おかしいよね……！
でも、渦中にいると、そんな異常な状態にも気づけなかった。

そんなTHE無能である(あった、じゃないよ。今もだよ！無能なう！）私が、どんな経緯で図書館司書になって、今、心穏やかに仕事ができているのか。

冷静になって、あの時にこうしてればよかったなーとか、あの出来事は、今の仕事につながったなー、など、私の職歴と共に書いていきたいと思います。

結論としては、色々経験をしてみて、自分の武器をみつけ、それを仕事にできたらいいね、という至極ありふれた話に収束していきそうな予感ですが、どうなるかは書いてみないと分からない。ただ、今、苦しくてもがいている人が、少しでも楽になってくれたら嬉しいな！という気持ちで、書き進めてみようと思います(*'ω'*)ﾖﾛｼｸﾈ

……というわけで、第1回目は、新卒で就職した会社～そこを退職するまでのお話です。
自分語り多め(というか、ほぼ)ですが、お付き合いいただけますと幸いです。

1社目:半導体メーカSE(正規/在籍5年/年収400万弱)
- 得たもの
- 失ったもの
まとめ

年収400万弱)

貧困家庭で育った私が、大学3年の時、就職課で「一番給料の高い会社よろ！」とお願いした結果、ここを紹介されました。
正直に申し上げると、私、大学卒業時点までは、自分は有能な人間だと勘違いしておりました。学生相手に仕事をしている今、実感していますが、学生はどこまでいってもお客様。頑張ってる、という過程を見かけたら、とりあえず大げさなぐらいに持ち上げます。
なので、教員や事務職員さんは全く悪くないのですが、「ゆずはさんはよくできる！」と、言われ続け、それを信じて疑わなかった私を誰が責められようか。いや、責められない(反語法)

ということで、いざ、社会に放流されたら、同期のなかで一番私が無能でした。

そんなの聞いてないよ～

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当然のことですが、報酬が良い会社には、有能な人が集まります。Fラン文系ゴリラなあなたが、国立大理系学科卒の人達のなかで結果を出せるわけがないだろ、と当時の浅はかな自分をグーで殴りたいところですが、それより、あの頃の私に、切実に伝えたいのは、「早く逃げて！」ということ。

会社に入って3日目ぐらいで(ヤベーところに来てしまった)という、私絶対向いてないわ、という直感があったのに、「3年間は続けないと適正があるのか判断できない」という諸先輩方が崇拝している宗教に私も入信し、死に物狂いでなんとか4年間頑張ってしまった。

仕事ができないのをカバーをするために、平日は日付超えるまでサービス残業&土日出勤当たり前。食生活は乱れに乱れ、夜は不安で眠れない、という散々な生活を続けていました。

結果は前述したとおり。

1年間休職した後に復職しましたが、結局、死に物狂いで仕事をする癖は抜けきらず、2か月後に退職することになりました。

得たもの

・基本的な社会人スキルとIT系の基礎知識

比較的でかい会社だったので、新卒1年目は、週1で給料をもらいながら、社会人としての基本的なマナーや、英語、DB(データベース)、PG(プログラミング)など、多種多様な研修を受けさせてもらいました。

・マニュアルの作成スキル
仕事できない私が唯一褒めてもらえていた仕事です。
私は馬鹿なので、分からない人の気持ちがよく分かります。頭の良い人って、分からない、という気持ちが分からないのよね……ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ!